相続税がかかる財産?かからない財産?~不動産編~
相続税がかかる財産とはどういったものなのか、よく分からずに不安な方もいらっしゃることと思います。
ここでは、不動産の財産について詳しく確認していきましょう。
相続税がかかるものとかからないもの、また、要件によって相続税がかかったりからなくなるものを書きだしました。
財産の把握漏れが生じてしまうと、相続税申告がスムーズに行えず、さらに相続人同士の争いのタネとなってしまったり、申告漏れがあった場合には税務署による税務調査が入ってしまったりと、良いことがありません…!
しっかりと把握していきましょう。
相続税がかかる財産
- 戸建(自宅や別荘)の敷地、建物
- マンション(自宅や別荘)の敷地、部屋
- 貸家の敷地
*自分の土地に建物を建てて、その建物を人に貸している場合の土地についてです。 - 駐車場
- 貸宅地
*貸した土地に、借りている人が建物を建てた場合の土地についてです。 - 空き家
- 田畑などの農地
- 生産緑地
- 山林、原野
- 借地権
*借りている土地に、自分が建物を建てた場合の土地についてです。 - 共有の土地、建物
- 売買契約後、引渡し前の土地(売主)
*土地を買った人に対しての「代金請求権」についてです。 - 売買契約後、引渡し前の土地(買主)
*土地を売った人に対しての「引渡請求権」、またはその土地についてです。 - 住所や本籍地以外にある土地、建物
- 貸家、貸アパート、貸マンション
- 門や塀
- 未登記の建物
- 建築中の建物
- 建物の増築部分
相続税がかからない財産
- 借家
- 家屋と構造上一体になっている設備
*電気、ガス、衛生、給排水、昇降などの設備は、建物の評価に含まれます。別途評価の必要がありません。
かかる場合とかからない場合がある財産
- 先代名義のままの土地、建物
*既に亡くなっている方の名義のまま不動産があると、その一部を今回亡くなった方の財産として相続税申告に含めなくてはならない場合があります。 - 固定資産税が非課税の私道
*その道を利用している人などの制約度合によって変化します。 - 海外にある土地、建物
- 庭
*庭木やあずまや、池などがあるような庭園設備は相続税がかかる財産となります。 - 建物の改築部分
*改築によって建物の評価が上がっている場合に、相続税がかかる財産となることがあります。
終わりに
今回は、不動産について、相続税がかかるかをまとめました。
文字でパッと説明されても、「じゃあそれで、ウチの場合は結局どうなの?」とイメージがわきにくい方も多いかと思いますので、こちらはご自分の財産を整理する際などに参考にしていただければなと思います。
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