【相続】どんな財産があるか分からない!財産の見つけ方

このコラムでわかること

被相続人がどんな財産があるのかわからない時に、見つける方法

離れて暮らしている父が急逝しました。
あまりに急だったので、何にどんな財産があるかも知りません。
私も離れて暮らしているので、葬儀でこっちに来ている間に
少しはめどをつけたいのですが、どこから手を付ければいいでしょうか?
(不動産が2つあるのは分かっているのですが
付き合いがあった銀行とか、株とか他の資産は全く分かりません。)

こんにちは、税理士法人YFPクレア 四谷オフィスの武田がお答えします。

財産の探し方は下記の通りです

  1. 一つ一つの手がかりをお家の中で探す
  2. 近所で行きそうな所や行けそうな所に問合せる
  3. 見つかれば証明書を取ってくる
  4. パソコンの中も忘れずに探しましょう

一つ一つの手がかりをお家の中で探す

まずお家の中を隅々まで探してください。銀行の封筒や通帳はもちろんのこと、はがきで届いたお知らせといったものなど全て一つずつ丁寧に見て、どこの会社と付き合っていたかを見つけ出します。

近所で行きそうな所や行けそうな所に問合せる

自宅から行くのに便利そうな証券会社、最寄り駅の周辺に支店のある(あった)銀行などの窓口に連絡をして、亡くなった方の名義の口座があるかを確認していきます。
窓口では本人が亡くなっていることと自分が相続人であることを証明すれば情報提供をしてもらえると思います。

見つかれば証明書を取ってくる

財産があるとわかった場合には、亡くなった日現在で何がいくらあるのか証明書を発行してもらいます。

 

パソコンの中も忘れずに探しましょう

ネット銀行などはパソコンの中にしか手掛かりがない場合もあります。
パソコンや携帯電話なども忘れずに確認しましょう。

自分で探すのは大変な場合・・・

これらを全部自分で行うのはとても時間がかかるので弁護士さんや司法書士さんといった専門職の人に依頼をするのも一つの手段です。しかし、当然ですが依頼となると依頼料がかかってしまいます。お金をかけるか時間をかけるかは、みんなで話し合って決めてください。

 

最後に、相続後に探しきれなかった財産が後から発見されたらどうなるの?
後から出てきた分について、修正申告し、増えた分の相続税を追加で納付します。
納付が遅れた分の延滞税等(罰金)も合わせて納付することになります。

 

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