みなさん、こんにちは。古川です。ネットビジネスのコラムについて発信していきます。
今回はアフィリエイトで稼いでいる人（個人事業主やフリーランス）を例に、ネットビジネスで確定申告をしなければならない場合についてご説明いたします。
ネットビジネスで確定申告をしなければならない場合とは
確定申告は、年間の所得税の納税額を確定させるためにする申告です。
申告書類に記載をして、お住まいを管轄する税務署に提出します。
収入金額から、必要経費を差し引いた額が所得金額となります。
式で表すと次の通りです。
≫所得＝収入－必要経費
個人事業主やフリーランスが得たお金は「収入」となります。1年間の売上総額がこの「収入」になります。
これに対して「所得」とは、総収入金額から「必要経費」を差し引いた金額をいいます。
例えば、1年間の売上が20万円であっても、必要経費が10万円かかっていたら、所得は10万円になります。
確定申告では、この所得を基に申告の必要性を判断します。
「必要経費」は、その仕事をする上で必要なものが対象です。
例えば、書籍代、文具代や打ち合わせのための交通費、通信費などは必要経費になります。
アフィリエイト以外でも、メルカリやヤフオクの場合であれば、商品の仕入費、商品発送時の梱包費、送料、手数料などが必要経費になるでしょう。
ネットビジネスで収入を得た場合、基本的には確定申告が必要です。
なぜ「基本的には」が付くかというと、本業が別にある場合は所得が20万円超、ネットビジネスが専業の場合は所得が48万円超になったら必要だからです。
所得税に関しては、ネットビジネスで収入を得ても税金を払わなくても良い場合と、払う必要のある場合があります。
副業での収入が20万円を超えるまでは税金がかからないといったような話があったりしますが、それはあくまでも所得税の話です。
住民税は必ず申告しましょう。
確定申告をするために準備しなければいけないもの
まず、基礎となる資料をきちんと整理することが大切です。
基礎となる資料というのは、例えば、アフィリエイト報酬が振り込まれたり、通信費や情報商材の支払いが引き落とされたりしている預金通帳のコピー、領収書や請求書、アマゾンなどの明細書、クレジットカードの明細書などです。
次に、そういった資料を基に、収入と経費をまとめていきます。その際に会計ソフトを使うのも良いです。
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さて話を戻して……。
経費の支払いをクレジットカードやネット銀行などで行っており、明細書等が郵送はされてこないような場合でも、証拠として残しておけば問題ありません。
クレジットカードについては、使ったときに店からもらうお客様控えを残しておけばより良いでしょう。
紙媒体の証拠書類がある方がもちろん良いです。それがないときには、メモでも良いので記録して残しておいてください。
万が一税務調査があったときに重要な証拠になります。自分の作成したメモも証拠になります。
請求書や領収書の整理の仕方については、市販のスクラップブックに日付順にのりで貼っていくと完璧ですが、ファイルを購入してきて月ごとにしまっておくだけでも充分と言えるでしょう。
確定申告をするためには、毎日何か特別なことをする必要はありませんが、年末や申告の時期になっても慌てないようにすむように、日ごろから収入と経費を整理しておくことが大切です。
おわりに
今回は、ネットビジネスで確定申告が必要な場合について解説させていただきました。
何気なく得たネット収入によって思わぬ事態にならないように、しっかり収入をコントロールして、賢く確定申告を乗り切りたいですね。
ご不明な点がございましたらぜひ税理士法人YFPクレアへご相談ください。
投稿者・投稿者チーム紹介
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創立50周年を迎えた税理士事務所です。
新宿（四谷）、さいたま市（南浦和）、渋谷、横浜、千葉、神田、立川の７拠点で活動中。弊社はスタッフの特技や趣味や相性を活かしています。クリニック、歯科医院、調剤薬局、整骨院などの保険診療も含まれる業種、漫画家や作家、保育園、社会福祉法人など、幅広くサポート。
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