実は引っかかりやすい!?
freeeで間違えやすいトラップ
トラップ1 2重・3重・4重計上がされやすい
freeeはとても便利です。
各種銀行はもちろん、クレジットカードやECサイト、ポイントまで同期出来ます。一方で、これらを全部同期してしまうと、2重計上、3重計上されます。例で言うと、楽天銀行、楽天カード、楽天市場をすべて同期すると1回の買い物が3回表示されてしまい、計算が合わなくなる原因になります。便利な機能ではありますが、freeeには2重計上や3重計上を自動で仕訳してくれるサービスはないので、一つ一つ削除をすることになります。
トラップ2 残高が合わない
freeeは銀行の取引データや残高を同期することが出来ますが、メガバンクの場合、同期出来る期間は1.2ヶ月前までしか同期できないことがあります。
全自動だから…と油断をすると、銀行データを取れる期間をすぎてしまって銀行残高が合わない…という現象が起こります。
問題点3
ああああ
ああああ
こんな課題
私達ならこんなヒヤリング&提案をします

まずは一つずつ紐解く覚悟をするか、まっさらな状態からイチから始めるか判断しましょう
freeeで続けられる状況かを判断しましょう
まずは上記のfreeeでよく起こりがちなトラップを確認してみて下さい。
同じ数字が何箇所もある…ということはありませんか?
まずはその仕訳を正しい形にしましょう。
1回の仕入が3仕訳、4仕訳に増えているようでしたら1仕訳に修正。
もちろん、原因となっている同期設定も気がついたらすぐに変更しましょう。
そうでないと次もまた同じ修正を行うことになってしまいますから(汗)
次に銀行のデータを確認しましょう。
古いデータはfreeeなどのクラウド会計ソフトでは同期ができません。
各金融機関でデータを取り扱える期間は異なりますが、月に1度は会計を見て、異常がないかを確認したほうが良いでしょう。
もちろん、会計データがきちんと収集できて、仕訳ができていることを確認するのもそうですが、
売上、経費が想定どおりになっているかをきちんと見て、対応しましょう。
売上が増えている場合、個人事業主の場合は法人化を検討したり、法人経営の方は保険等の見直しをすると良いでしょう。

freeeが見れるデータになると、経営状況が見えるようになります。
売上次第では、税理士をつけて、今後のことをきちんと計画をするのもいいでしょう。
いや、もう…そんな事をする気力がわかない…
そんな気力がわかないよ…と、おっしゃる方には、思い切ってfreeeをやめてしまうか、全消去をしてイチから入力することを提案しております。
freeeを辞めたあとの記帳に関していうと下記をおすすめします。
freeeを消去したい!その後はどうするのが良いか?
- もう一度、全消去したfreeeを使ってご自身で手入力する
- 税理士事務所に記帳代行を依頼する
- 税理士事務所がチェックしてくれる条件のもとで、クラウド会計ソフトを利用する
では、細かくどうするかを見ていきましょう
①全消去したfreeeを使ってご自身で手入力する
全消去したfreeeを再度使うことを選んだ場合は、初期化をした上で、領収書、請求書、銀行通帳をもとに入力をしていきます。
freeeには、スマホのカメラで写真を取ることで入力をサポートしてくれる機能がありますので、それらの機能を使ってもいいでしょう。
ただし、カンペキではありません。資産に入るものの場合は特にお気をつけ下さい。
②税理士事務所に記帳代行を依頼する
ご自身で記帳をするのを諦めて、税理士事務所に依頼してしまう方法です。
この方法のメリットは、もう面倒な記帳をしなくて済むということ。
freeeは宣伝上は「全自動で出来る」と謳っていますが、実際にはご自身で作業を行う必要があります。
デメリットは、記帳代行は大体1ヶ月ほどかかるので、軌道修正がやや遅れることがありますが
正しく記帳ができるので、記帳のストレスからは解放されます。
③税理士事務所がチェックしてくれる条件のもとで、クラウド会計ソフトを利用する
3つ目は、税理士事務所と顧問契約をした上で、クラウド会計を使ってご自身で記帳を行う方法です。
間違えてしまったとしても、税理士事務所の担当者が指摘してくれて修正を行う事ができます。
ただし、修正が多すぎる場合は別料金が発生することがあるので、丁寧に行いましょう。
弊社では、修正が3箇所以下になることを条件にしております。
つまり・・・そのくらい誤りが多いということです…。

修正が面倒な場合はプロの手を借りるのも一手です。
まとめ
freeeは便利な機能が沢山ある反面、必要・不必要を考えて設定をしたり、自動では出来ない部分をご自身で把握されておく必要があります。
既にグチャグチャになってしまった場合も状況を見てご判断下さい。