こんにちは、税理士法人YFPクレア 営業部の越尾です。
公言するほど、楽天大好き・楽天ユーザーの越尾です。
(ちなみに、うちの会社は基本アマゾンw私ももちろんアマゾンのアカウントも持ってますよw)
クレジットカードはもちろん楽天カード。楽天銀行はマスト。電話は楽天電話。ネットショップは楽天市場。美容室は楽天ビューティと、楽天のサービスを使い倒し、楽天のことなら私に聞いて!というノリであります。最大1年間で35,000ポイントを楽天でもらったと気づいたときは自分にドンビキしました。
そんな私なので色んなものを楽天で購入しますが、気になっていることがあります。
どこのお店とは言いませんが・・・
何故か10月以降に買い物しているのに消費税が8%のままになってしまっている会社さんがちらほらあるのです。
ちゃんと送料は消費税10%になっているのに、物の方が消費税が8%のまま。
弊社でもお配りした消費税軽減税率の小冊子にも書いていた通り、
食品の通販の場合、物は8%、送料は10%。これは正解。
このような例が沢山ネット上にも溢れているので勘違いされている方もいらっしゃるようです。
だけど、食品ではない場合は、通販であっても10%になりますよ!!!
これ、結構重要だと思うのですが、あれれー?大丈夫かしら・・・
通信販売でも消費税を10%にしないと大変なことに!
具体的に例を出していきましょう。
物と送料別で請求の場合
今回は洋服3枚で3,000円というお得なパックを送料800円で購入したとします。
さて、消費税はいくらでしょうか?
答えは380円です。
これがうっかり8%で請求していたとします。
その場合は304円…。
380ー304=76円
1取引につき、76円の差額が発生します。
この差額は会社側が負担しないといけません。
もちろん、それは楽天やAmazonではなく、販売している会社です。
では、次に・・・売上と経費を出してみます。
洋服の売上 3,000円
洋服の消費税 300円
送料 800円
送料 80円
合計 4,180円
この取引でかかった変動費をざっくりと出すと
仕入 1,800円
仕入時の消費税 180円
送料 800円
送料の消費税 80円
販売手数料5% 150円
梱包資材 100円
合計 3,110円
ざっと利益=4,180-3,110=1,070円
このうち、76円はとりっぱぐれているので994円。
もちろん、上記には固定費は含まれておりませんので、利益はさらに圧迫されてしまう…
この2%は大きいですぞ!
こういう時に毎月税理士と面談していたりするとすぐに間違いに気づきそうですが、最近は面談なしのプランを選ばれる方も多く、そうなると税理士事務所の指摘が遅くなってしまいます。
消費者としては2%分負けてもらえてラッキーなのですが、中小企業を支える税理士事務所の職員としては「えっ!?2%分会社の利益を圧迫しちゃうけど大丈夫!?」って心配です。
税理士法人YFPクレアのお客様も混乱されていらっしゃる方がいらっしゃるかと思いますので、スタッフ一同で注意していきたいと思います。
投稿者・投稿者チーム紹介
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創立50周年を迎えた税理士事務所です。
新宿(四谷)、さいたま市(南浦和)、渋谷、横浜、千葉、神田、立川の7拠点で活動中。弊社はスタッフの特技や趣味や相性を活かしています。クリニック、歯科医院、調剤薬局、整骨院などの保険診療も含まれる業種、漫画家や作家、保育園、社会福祉法人など、幅広くサポート。
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