こんにちは、監査二部の古川です。
年末に受験した修了考査の合格発表があり、無事合格することができました。
令和3年の修了考査の受験願書提出者数は2,366名、受験者数は2,174名であり、合格者数は1,404名(対受験願書提出者数合格率59.3%、対受験者数合格率64.6%)となっています。
今回は合格率が約60%と上昇したとはいえ、短答合格率10%、論文合格率30%をくぐり抜けた人たちの中でのこの合格率ですからね。ほぼ全員条件は同じですが働きながらの修了考査は本当にきついです。
そもそも受験者全員が公認会計士試験合格者です。
合格率60%だとしても、40%は落ちると考えると大変なことがわかります。
試験は丸二日間かけて行われます。
会計実務 3時間(配点:300点)
税務実務 3時間(配点:300点)
監査実務 3時間(配点:300点)
経営実務 2時間(配点:200点)
職業倫理 1時間(配点:100点)
総合点なのでこれを一回で合格しなければなりません。
一科目でも40%の得点率を下回るとその時点で不合格です。思い出すだけでも嫌になります笑
とにかく範囲が広い上に難易度も高い試験なので、短い時間で科目ごとに戦略を立てる必要があります。
例えば、税務実務の範囲だけでも、法人税・消費税・所得税・事業税・連結納税・組織再編税制・相続税・国際課税・地方税、と多岐にわたります。
この試験は全部終わるまでほんとに長いです。
ほとんどの方が知らないんです。私も途中までそうでした笑
1次試験(短答式)→2次試験(論文式)→実務要件2年→補修所3年→修了考査の合格→登録申請→公認会計士
まず、1次試験と2次試験までが国家試験、このあと更に、会計士協会の行う400時間近い補修に、ついでに宿泊研修もありました。
あとは、1時間全10回の考査、全6回のレポート等々・・・。
そして最後の修了考査。
私は商業高校出身ですが、最初は「国語・算数・理科・社会以外に簿記っていう科目があるのかぁ。職業に公認会計士っていうのがあるんだぁ、へぇー。じゃあとりあえず3級から。」くらいにしか考えていなかったです。
日商簿記3級に合格したのは私が高校1年生のときだったので、本当に長い長い戦いでした。
また、私は子育て中で、3才の息子がいる中で勉強していたので勉強時間の確保が一番大変でした。
私の生活上勉強できる時間は子どもが寝ている間の早朝か深夜、又は平日仕事休みの際の日中でした。
夫婦共働きで休みがバラバラのため、土日祝日に休みがあっても子どもと一緒のため勉強時間が確保できない点に苦しみました。
そのため、できるだけ勉強時間を捻出するようにしました。
家族には申し訳ないくらい休日を返上して勉強に専念させてもらいました。
妻には感謝してもしきれません。
YFPクレアでは試験休暇3週間をいただいたおかげで合格することができました。
社内の皆様には年末調整等のお忙しい時期にもかかわらずご理解いただき本当に感謝しています。
ある日、目を離した隙に、3才の息子が勉強中のテキストにクレヨンで思いっきりカラフルな落書きをしていて、「ぎゃあーーーー!」と叫びたくなる日もありましたが、今となっては良い思い出です笑
合格発表後にお祝いの言葉をいただいた皆様ありがとうございました。
社内や身内だけでなく、前職でお世話になった先輩や後輩からも連絡があり、とてもうれしかったです。
これからは自分の興味の赴くまま、社会とお客さまの役に立てるよう、学び続けたいと思います。
応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。
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