こんにちは、税理士法人YFPクレア 営業部の越尾です。
皆さん、現金を使う主義ですか?それともキャッシュレス決済(クレジットカード、電子マネー、何とかペイなど)を使う派でしょうか?
私は以前からキャッシュレス決済でして、理由は家計簿をつけるのが楽だから…という理由です。
マネーフォワードなど、今は便利な家計簿アプリが進んでいますので、家計をしっかり見つめるのにはとても便利です。
さて、今月になって、セブンペイが廃止になってしまい、一部のメディアでは「日本のキャッシュレス化が遅くなった」とセブンイレブンを叩いていましたが、果たして本当にそうでしょうか?
私の一意見でしかありませんが、キャッシュレス化が進まないのはセブンペイのせいではないと思います。
何故なら、セブンイレブンでもどこでも使える交通系ICは誰でも持っているにもかかわらず、コンビニでお支払するのにいまだに現金でお支払している人は多いですし、現金で支払いたい主義の人はいまだに多いと感じられます。
ついでにいうと、交通系ICのメリットは色々あります。
・スマホを操作することない
・改札を通るときのようにピッとやるだけ
・店員さんとのやり取りも楽
・オートチャージもできる
一昔前は、SuicaやPasmoのチャージした領収書は経費として認められましたが、現在はなんでも買えるため、領収書として経費には入れることができません。
これは、他の税理士事務所から弊社に税理士変更した人達もみんな揃って驚かれますが、税務調査で否認…つまり、経費として全部を認めてもらうことは出来ません。
税理士事務所としても、税務署がそのような対応をしている今、見逃すわけにはいかないので、お客様には必ず伝えています。
そんなわけで、交通系ICでものを買っても買わなくても、きちんと経費として電車代は計算しましょう…って話です。これは税理士法人YFPクレアのせいではなく、いまだにネットなどで履歴を確認できないSuicaやPasmoが悪いのです。
一方、Osaka Pitapa(おおさかピタパ)はとても便利でした。
ネットで、いつ、どこからどこまで乗って、いくら払ったかが一覧で出せます。
お支払はクレジットカード機能なので、自動で後払いになりますので、チャージの必要はありません。とても便利です。しかも、pitapaの利用範囲が大阪中の私鉄が全部使えます。JRだけは前払いをしないといけないのでチャージが必要でした。ホントJRってイケてない・・・
私鉄の連携でいうと、東京は乗り入れは便利になっていますが、支払のシステムでいうと大阪より遅れていますね。
総じていうと、東京では面倒ですが、どこからどこまで乗ったのか何のためなのか記録をつけざるを得ません。仕方ないですよね。だって交通系ICはなんでも買えるのですもの。
でも、電子マネーなら私はEdy派です。Edyのメリットは
・なんていっても楽天スーパーポイントが付く!
・楽天カードでオートチャージ可能。(しかもダブルでポイントが付く)
・交通系ほどではないが、使える場所が多い。
便利をとるなら交通系、ポイントをとるならEdy。
両方ともメリットが大きいにもかかわらず、やっぱり日本はキャッシュレスが浸透していない。
その理由を考えてみました。
現金に対する安心感・信用が高い。
日本はニセ札を作れないほどの高い技術力でお札を作っており、現金に対する信用が高いというのは一つ、キャッシュレス化が進まない原因の一つです。
ニセ札を掴まされた場合、ものすごい損失を感じることになるかと思いますが、私はいまだにニセ札を見たことがありません。日本のお札を作る技術は非常にレベルが高いそうで、真似ができない!というのが原因のようです。
また、現金主義の友人に聞くと、
「お金を使いすぎる心配がない」ともよく言います。
つまり、お財布の中からお金が減っていくのを見ていると自制心が働く…ということです。
実際に、クレジットカードでお支払する人よりも現金でお支払する人の方がシビアに買い物する傾向はあるそうです。だからこそ、現金でのお買い物にこだわる!とのことでした。
家計簿つけているとその辺の自制心も働くのではないかと思うのですが、減っていく現金は家計簿の記憶よりも生々しく、無駄遣いの防止につながっているようです。
強盗などの犯罪も少ない
先月に遊びに行った北欧ではキャッシュレス化が非常に進んでいます。
「No Cash Card Only」と、レジに書かれていたケースも少なくありません。
10日間いて、現金を使ったのはフリーマーケットで使った7ユーロだけ。ほかは全部クレジットカードを使いました。
現在のクレジットカードは使ったら数分後にはどこでいくら使われたかがわかるので便利ですね。クレジットカードを使った犯罪にも巻き込まれにくくなっているのではないかな?と期待しています。
さて、北欧情報によるとレジに現金を置かなくなったことで強盗の被害が減ったそうです。
お店を襲ったところでそこに現金がなければ強盗に入る意味はありませんからね。
当たり前のようにクレジットでお支払をしていました。
日本では…ひったくりなどの被害は多いものの、強盗はほかの国と比較したら少ないからなのかもしれません。逆に言えば、東京でも最近は白昼堂々とひったくりをする2人組もいるそうなので、キャッシュレス化が進めば、ひったくりや空き巣の件数も減るかもしれませんね。
クレジットカードは不正使用しようとすればバレてしまうし、暗証番号が分からなければ利用できませんからね。
犯罪の少ない国ではありますが、犯罪を起こしにくい街づくりのためにもキャッシュレス化が進めばいい…と思う気持ち反面、セブンペイのようにシステムそのものが犯罪に使われてしまうのは、やっぱり違う…。
キャッシュレス化を進めたいのに、新札をつくろうという矛盾
令和になった記念に、新札を作ろう!と、安倍さんが言っていますが、本当にキャッシュレス化をすすめる気でいるのでしょうか?
この話題になると「経済効果がウン億円」とか言いますが、経済的に新しいものを造り出す経済効果ではなく、日本中にあるあらゆる自動販売機を新しいお札に対応できるようにするのは、経済効果と言えるの?って思います。
確かにお金は動くでしょう。仕方なく対応せざるを得ないのですから。
しかし、日本にとって必要な経済効果ってその後も長く続くプラスの効果があるものだと思います。
天皇が変わるごとにお札を改められても国民的には大迷惑です。
税務は和暦なのですが、とても不便ですよ。
2019年は令和元年でありつつ、平成31年なのですからね。伝統的に残すだけならいいですが、実用的とは言えない制度です。
そこにさらに、キャッシュレスをすすめようとしている国の方針に反して面倒で仕方ない新札を導入しようってもう何を考えているの???と思います。
軽減税率もしかり、国民の面倒ごとを増やす政策ではなく、クリエイティビティなサービスや製品を作っている会社を支援するような政策をうってほしいものです。
投稿者・投稿者チーム紹介
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創立50周年を迎えた税理士事務所です。
新宿(四谷)、さいたま市(南浦和)、渋谷、横浜、千葉、神田、立川の7拠点で活動中。弊社はスタッフの特技や趣味や相性を活かしています。クリニック、歯科医院、調剤薬局、整骨院などの保険診療も含まれる業種、漫画家や作家、保育園、社会福祉法人など、幅広くサポート。
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