みなさまこんにちは、浦和監査部7課の村上です。
引き続き、「会社の数字を把握して融資が受けられる会社に!」をテーマに情報をお届けします。

前回のコラムでは「債務超過と損益計算書」について解説しました。
今回は、決算書では貸借対照表の左側、資産の部に属する「売掛金」についてのお話しです。

貸借対照表の「売掛金」を確認しよう

前回お話した通り、「利益がどれぐらいだったのか」を知るためには損益計算書を見ればよいのですが、そこで終わってしまいますと、今回のテーマはスルーしてしまうこととなります。
損益計算書の次は、貸借対照表も見ていきましょう!

売掛金は、資産の部、中でも流動資産に属する以上「いつでもキャッシュに変わるもの」でなければいけません。
つまり「回収したらお金になるもの」ですね。

貸借対照表は、上から下に行くにつれて「換金性」が悪くなっていきます。

流動資産の中でも、トップは当然「現金」で、次に手形・小切手の支払いに使える「当座預金」、銀行に行けば現金の入出金ができる「普通預金」、「定期預金」「定期積金」など…。

それら預金グループの下に属するのが売掛金です。

売掛金チェック事項

売掛金は、しっかり回収できる見込みのあるものですか?
何年も未回収になっているものはありませんか?
誤って二重計上していませんか?

このあたりを気にしながら、確認をしてみてください。

基本的に、決算書で売掛金に計上される数字は、翌期中で回収されるものでなくてはいけません。

回収できる見込みがないものは、「破産更生債権」などの、換金性順位の低い資産に移動させなければならないのです。
回収の見込みがないものを売掛金に残しておくのは、「ウソ」の表記になります。

相手先、取引日、未回収期間を確認して、正しい売掛金残高を把握しましょう。

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